予防歯科治療
当診療所では、できるだけむし歯や歯周病をつくらないために、定期的に通院していただき、むし歯や歯周病等の歯科疾患の早期発見・早期治療に務める、いわゆる「予防歯科治療」を強化しています。 むし歯や歯周病は口の中に潜んでいるバイ菌による細菌感染症ですが、食生活等の日々の生活習慣によって引き起こされる病気でもあります。治療はもちろん、むし歯や歯周病になった原因を患者さんと共に考え、改善を図っていくことが何より大切です。 「歯」に良い食べ物は「体」にも良い食べ物と言えます。むし歯予防・歯周病予防をとおして、「健康な口」と「健康なからだ」を作ることを目指しています。 ♥こどもの歯の相談室はこちらから
むし歯の治療
詰め物・被せ物・ブリッジの治療
保険診療で治療を行う場合、詰め物・被せ物・ブリッジを金銀パラジュウム合金という金属で作製することが多いため、見た目(審美的)に不満足な結果となることがあります。 そもそも口(歯)の中に金属が入っているということは、審美性だけの問題ではなく、それにより味覚障害やアレルギーが引き起こされることもあるため、金属以外の、安全な材料で治すことが望まれます。 特に、ジルコニアという材料は、強度があり耐久性、耐食性、耐熱性にも優れ、生体親和性も高いことから金属材料にとってかわるものとして注目されているセラミックです。 白色で色合いも周りの歯に合わせカスタマイズできるため、高い審美性を備えています。 詳しくはお気軽にお問合せください。
歯周病治療
歯を失う原因の第一位は「歯周病」です。 歯周病は、「痛み」などの自覚症状が出にくく、知らないうちに病状が大きく進行していく病気です。 厚生労働省が平成26年に実施した「患者調査」によると、「歯肉炎及び歯周疾患」の総患者数(継続的な治療を受けていると推測される患者数)は、331万5,000人で、20歳代で約7割、30~50歳代は約8割、60歳代では約9割が歯周病ということになります。 歯周病の原因は、歯垢(プラーク)に含まれる細菌です。 歯磨きが十分でないと歯と歯肉の間に細菌がたまりプラークが形成されます。 そのプラークの中には、1mgあたり1億個もの細菌が生息しており、徐々に歯石を形成していきます。 細菌が作る毒素によって歯肉が腫れ出血するようになり、歯と歯肉とのすきま(歯周ポケット)が徐々に深くなり、歯を支える骨を溶かし歯がグラグラ動くようになり、歯を失うことになります。 そして歯周病は単なる口の中の感染症ではなく、さまざまな病気や全身の状態に影響を及ぼすことが明らかになっています。 歯周ポケットの細菌やこの細菌から作られるサイトカインという炎症を引き起こす物質が、歯肉の血管を通じて血液に流れ込むことにより、以下のような全身的な病気を発症・悪化させることがわかっています。
- ・糖尿病
- ・心筋梗塞
- ・脳梗塞
- ・感染性心内膜炎
- ・慢性閉塞性肺疾患
- ・誤嚥性肺炎
- ・関節リウマチ
- ・低体重児出産・早産 など
義歯治療
入れ歯(義歯)の調整は非常に難しく、お口に合わない入れ歯(義歯)に我慢ができず、使わなくなってしまう方もいらっしゃるようです。
- 「違和感があるのですぐはずしてしまう」
- 「しゃべりにくい」
- 「味がわかりにくい」
- 「何度作ってもしっくりいかない」
そのような場合は、歯型に加え舌の型の記録を行うことによってテスト義歯を作製し、その装着体験をしていただくことから始めます。それにより不都合な部分を修正することが可能となり、個人個人にあった義歯設計が可能となります。 また、フルオーダーの義歯(BPS義歯)のご提供も可能です。(スイスのIvoclar Vivadent社の義歯製作システムを導入)BPSクリニカルライセンスを持つ歯科医師(杉原巧副院長)がBPS認定歯科技工士(フェリーチェ:生田龍平氏)との協力のもと、豊富なデータにもとづいてフルオーダーで製作します。型取りの材料、人工歯、床などすべてが高品質で高適合。前歯も透明感があり自然で、入れ歯だと気づかれないほど品質の高い義歯に仕上ります。
口腔機能育成・口腔機能向上
摂食機能療法
歯科訪問診療・訪問口腔ケア・居宅療養管理指導
病気などにより通院が不可能になった場合、お宅まで訪問し診療を行うのが歯科訪問診療です。 ご自宅、入所施設、入院先病院へ訪問いたします。 同時に訪問口腔ケア(居宅療養管理指導)を行っています。 訪問口腔ケアによりがお口の中を清潔に保つことにより、⻭科疾患だけではなく、発熱や誤嚥性肺炎の予防にもつながります。 また口腔ケアにより唾液の分泌が促されることにより食事が摂りやすくなり、発声や発話もしやすくなり、日常生活を豊かに楽しく送ることができるよう支援しています。 訪問歯科診療申込書